不登校児の親やってました!⸜( ॑꒳ ॑ )⸝

娘の不登校 リストカット 息子のADHD 親の気持ち

ADHDの息子《診断〜治療を止めるまで》

こんにちは。おもちです。⸜( ॑꒳ ॑ )⸝

不登校児の親やってました!

 

前回からの続きです。

 

あくまでも 私の体験と主観ですので

不快に思う方がいるかもしれません。

その時は そっとスルーしてください。

 

【息子がADHDとわかって】

《子供相談センター》では子供にいくつかの質問や問題を出され IQチェックのようなものをした。

それをもとに 得意分野と苦手分野がわかるらしい。

 

もう結果内容は忘れてしまったが

学習面において 親子共々困っている事

小さい頃から落ち着きがなく発達障害を疑われてたこと

などを話し 専門医を紹介してもらう事になった。

 

病院は3ヶ月待ち...

その間に5年生に進級した。

勿論 宿題は殆どできていない。

 

実は予約を待っている3ヶ月の間に

他のクリニックへ行き診断を受けていた。

だが 何となくクリニックの先生と合わない...

淡々と幼少期からの様子を2~3年分聴き取り

これを月に2回ほど行う。

何のために通ってるのか よく分からない。

そして聴き取りが全部終わると

「お子さんは発達障害ADHDですね」

で診察おわり。

その後のことは何も言われない。

自分から聞こうにも知識もなく

何を聞いていいのかもわからない。

「まだ通われますか?」

って聞かれて 結構ですって断ってしまった。

 

ようやく予約していた病院に行った時

待合室には小さな子が何人かいて

息子の時と同じようにじっとしていられない子供を

大変そうにお母さんがついて回ってた。

 

診察室には息子と一緒に入った。

私は(また同じような事聞かれるのかなぁ)

と思いながらも

学校でのこと 他で診断を受けたことを

全て話した。

この時 息子にはまだ

診断を受けたことなどについては話してなかった。

どう話せばいいのか分からなかったからだ。

 

先生は私にではなく息子に

脳の仕組みと発達障害について

わかりやすく説明してくれた。

そして

ADHDは脳の病気であって

   決してお母さんの躾の問題でも

   息子くんが怠けてるわけでもありません」

と言ってくれた。

 

息子は病気だったんだ

私のせいではなかった!

と心底ほっとしたのを覚えてる。

 

そしてみんな性格がそれぞれ違うように

この子達の病気にもそれぞれ 個性 がある。

ADHDは幼少期が一番大変かもしれないけど

お母さん良く頑張りましたね

大体 中学生〜高校生くらいになると

落ち着いてくると思いますよ

と言われた。

話を聞きながら泣きそうになりながらも

息子の前では必死にこらえた。

 

その後 ADHDに対しての対処法や

薬で症状を改善出来るとこなど

しっかりと説明してくれた。

 

【治療をやめた理由】

ADHDと診断されてから

コンサータ》という薬を処方された。

 

薬を飲むと 集中力が増して

人の話がしっかり聞ける。

しかし副作用で食欲が減退する。

 

私は毎朝 息子に薬を飲ませ

学校に送り出した。

その頃の担任の先生にも

診断を受けたこと 薬を飲みだしたことを話し

理解を得ていた。

学校の先生が言うには

「最近 授業中でも集中してしっかりお話が聞けます」

「お話を聞いているので自分の意見を言うこともできます」

「見違えるように授業に参加しています」

との事だった。

私は嬉しかった。

 

だか あんなに元気いっぱいだった息子が

あまり笑わなくなった。

それでも 私は学校から小言を言われなくなり

開放感さえ覚えていた。

 

ある日 学校から電話があり

生活態度について注意をされた。

息子に話を聞いてみると

薬は飲むフリをして捨てていたらしい。

「せっかく落ち着いて授業が受けられるようになったのに なぜそんな事をするのか」

と聞くと

「給食がおかわりできない」

と泣き出した。

息子は食べることが大好き

給食はいつもおかわりしていた。

それが薬の副作用で食欲が減退し

食べたくても食べられないのだ。

 

息子は

「オレの頭が壊れてるから!」

と自分の頭を叩き出した。

診断を受けてから

自分は病気なんだ 人とは違うんだ

という不安を抱えていた息子

私はそれを わかってあげれてなかった。

自分の頭をガンガン叩いている息子の両手をつかみ

「違うよ!息子くんは壊れてなんかない!」

「ごめんね!母さんが悪かった!」

と抱きしめた。

 

私は自分が躾も出来ないダメ親という

世間の目から逃れて安心するために

病気のせいにして

薬で我が子を大人しくさせていたのかもしれない。

 

実際 薬を飲み出してからの息子は

表情も暗く 元気もない

毎日 外で遊びまわってたのに

家でぼーっとする事が増えていた。

 

息子から息子らしさが消えていた

 

息子に

「薬飲むの嫌?」

と聞くと

「薬はご飯食べれなくなるから嫌だ

   でも飲まないと先生もお母さんも困る」

と答えた。

胸が苦しかった。

 

私は

「飲みたくなかったら もうお薬やめよう」

と言い 病院の先生にも伝え 投薬を中止した。

 

本来なら もっと小さい頃から診断を受け

専門家の指示を仰ぎ

その子にあった療育をするべきなのだろう。

しかし 自分の子が発達障害だと

認めたくない気持ちから それらをしてこなかった。

そのせいで息子も辛い想いをしてきたのかもしれない。

将来の事を考えたら 投薬を続け

しっかり授業を受けられる環境を

作ってやるのが親の務めかもしれない。

 

だけど息子が辛いなら全部やめよう。

ご飯が食べれないだけで薬をやめるの?

と言われるかもしれないけど

自分を壊れたロボットのように言う息子は見たくない

いつもみたいに元気いっぱい笑ってて欲しい

 

病院でADHDに対する対処法も聞いたけど

どれも今まで私がやってきたことと同じような事

薬や病院に通うことをやめたからといって

今までわたしが言い聞かせてきたことが

変わることはない。

これからも言い続けるだろう。

 

息子が元気ならそれでいいや!

 

そう思えてからは 本当に心が軽くなった。

息子にも笑顔が戻ってきた。

 

勿論 学習面では苦労したが

やらない訳ではなく

やっても出来ないこと

息子なりに頑張ってることを

学校側にも理解してもらい

出来たところは褒めてもらう

出来ないことは彼のペースで頑張ると

話し合った。

 

《診断》というものは

私にとっては 躾のせいじゃない

息子にとっては 怠けてるわけじゃない

という事を示すために必要な事だった。

 

しかし私たち親子にとって《治療》は

みんなと同じように

やらなければ

やらせなければ

という考えに囚われすぎて

更に自分たちを追い詰める結果になっていたように思う。

 

 

 

 

きっと診断を受けたことのある親さんは

自分の育児が間違ってるのだろうか

躾も出来ないダメ親なのだろうか

まわりの子と同じようにさせなければいけない

など自分を責め 時には子供を責めてしまう事も

あったかもしれない。

 

自分の子が発達障害だと認めたくなくて

誰にも相談できずに苦しんでるかもしれない。

 

だけど 今は保育園や学校 病院や行政などが

連携してサポートをしている事が多いと聞く。

1人で抱え込まずに 是非 相談してほしい。

そして子供にとって 親にとって

何が必要で何が大切なのかを考えてみて欲しい。

 

決して投薬や療育を否定している訳では無い

それらを必要としている親子は沢山いる

私たち親子には 合わなかったと言うだけの話

 

 

そしてADHD

子供が怠けてるわけでも

親の躾が悪いわけでもない

ということを もっと知ってほしい。